保護帽の規格について、記載します。
保護帽の規格
保護帽の種類 (厚生労働省検定による使用区分)
使用区分(種類) | 機 能 | 構 造 |
飛来・落下物用 | 飛来物又は落下物による危険を防止又は 軽減する |
帽体・着装体・あご紐をもつもの |
飛来物・墜落時用 | 飛来物による危険及び墜落による危険 を防止又は軽減する |
帽体・着装体・衝撃吸収ライナー・あご紐を もつもの |
飛来物・電気用 | 飛来物による危険を防止又は軽減し、 頭部感電による危険を防止する |
帽体・着装体・あご紐をもち、帽体が充電部 に触れた場合に感電から頭部を保護できるもの |
飛来物・墜落時・ 電気用 |
飛来物又は落下物による危険及び墜落による危険を防止又は軽減し、頭部感電による危険を防止する | 帽体・着装体・衝撃吸収ライナー・あご紐をもち、帽体が充電部に触れた 場合に感電から頭部を保護できるもの |
保護帽の規格
保護帽種類 | 飛 来・落下物用 | 墜落時用 | 電気用※2 (使用電圧7,000V以下) |
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機能 | 衝撃吸収性 | 耐貫通性 | 衝撃吸収性 | 耐貫通性 | 耐電圧性 |
試験方法 | ヘルメットに5kgの半球形ストライカを1mの高さから落下※1 | ヘルメットに3kgの円錐形ストライカを1mの高さから落下 | ヘルメットに5kgの平面形ストライカを1mの高さから落下※1 | 帽体(シェル部)に1.8kgの円錐形ストライカを0.6mの高さから落下 | 縁3cmを残して水に浸した帽体の内外に20,000Vの電圧を加える |
求められる 性能 |
衝撃荷重4.90kN以下 | ストライカが 人頭模型に接触しない |
衝撃荷重9.81kN以下
7.35kN以上の衝撃荷重が 3/1000秒以上継続しない |
ストライカが内部に突出る長さが15mm以下 | 1分間耐えること |
(労働省告示 66号/ 昭50.9.8 制定)
(労働省告示 39号/ 平3.6.5制定)
(労働省告示 109号/平11.10.1改正)
※1 衝撃吸収性試験は、高温処理(48℃〜52℃の場所に継続して2時間置く)、低温処理
(-12℃ 〜 -8℃の場所に継続して2時間置く)、 浸せき処理(20℃〜30℃の水中に継
続して4時間置く)を施した後に行われます。
※2 電気帽には使用者による6ヶ月毎の定期自主点検が定められている事業があります。