はじめに
当社の創業者、谷澤末次郎がアメリカで使われていた布風管に着目し、マインチューブの名で国内の炭鉱・鉱山向けに製造・販売を開始したのは昭和26年のことでした。
それまで使われていた鋼製ダクトに比べ、軽く、安く、使いやすいため、布風管は急速に普及しました。
その後、日本が高度成長を遂げた昭和40年代には、道路や鉄道などのトンネル掘削工事にビニール製布風管が使われるようになりました。当時の製品は、等間隔に中間リングを配した風管(リング式風管)で、接続リングを用いて接続していました。
昭和50年代前半、トンネル工事で発生した火災事故で、ビニール風管が、延焼するケースがあったため、道路公団では不燃性の風管を用いるように指導するようになり、再び鋼製(スパイラル鋼管)風管が使われる事が多くなりました。